西土佐農業公社では研修生を募集しています。 経験豊かな指導者から現場でしっかり2年間農業を学ぶことができ、研修中は年間180万円、就農後は年間150万円(農業次世代人材投資資金)の支援を受けることもできます。また独立時はレンタルハウスを利用すれば非常に低コストで独立が可能です。
研修生募集
多様な栽培品目
研修生の栽培のメインとなるのは、独立時の品目として推奨している米ナスです。米ナスは、山間地の小さな圃場でも効率的に生産できる栽培方法が確立されています。
また、西土佐農業公社では「試験栽培研究」を積極的に行っています。土地に合う品目を試しに栽培する「試験栽培」は個人で行うにはリスクが高いため、農業公社が代わりにさまざまな新品種を育て、試験販売することで採算性などを計った上で地域に紹介します。
現在もカンパリトマト、ミニパプリカ、生姜、大粒落花生などが試験品目で、研修生は様々な野菜の栽培に関わることができます。
簡易雨よけハウス
栽培方法は大きく露地と施設(ハウス)がありますが、西土佐農業公社ではその両方の栽培を経験できます。また平成27年度より「簡易雨よけハウス」という人の身長ほどの高さの低コストなハウスでの栽培を取り入れています。簡易雨よけハウスは収穫期間が露地よりも長く、また秀品率も高いため高収益が見込め、通常のハウスの1/10程度のコストで設置できます。 研修後の独立の際にも、この簡易雨よけハウスを推奨しています。
レンタルハウス
西土佐農業公社では簡易雨よけハウスのレンタルを行なっています。これは新規就農者の初期コストの負担をなるべく減らすための取り組みで、「公社が購入したハウスを、減価償却にかかる金額のみでレンタルする」というものです。 具体的には、150万円/10aのうち助成金で2/3をまかないますので、購入金額は1/3の50万円/10a。これを10年で償却するので5万円/年。これが年間の簡易雨よけハウス(10a)のレンタル料になります。 新規就農者は非常に低コストで農業経営を開始できます。
新規就農支援チーム
JA・農業振興センター・市・篤農家で組織する「新規就農支援チーム」で研修期間中及び、就農後も経営が安定(概ね5年程度)するまでの間、連携してサポートを行います。 資金の調達や独立後の作付け計画まで綿密な計画を行い、リスクを減らし、安定した収入が得られるよう新規就農者をサポートしていきます。
頼れる篤農家
就農後は毎月一回、各農家の巡回指導があり、経験豊かな先輩農家などからアドバイスをもらうことができます。特にここ西土佐地域は、地域振興への想いが強く実績のある篤農家が多く、新規就農者の面倒はとても良くみてくれます。このような環境は新規就農者にとって、心強いものになります。
先輩就農者のストーリー
地元で新規就農した篠田さん
「米ナスを栽培するたくましい父親の後ろ姿をずっと見て育ってきて、自分もいつの間にか農業への興味を持つようになりました。
2年間の農業公社での研修を終え、平成24年から米ナス農家になりました。米ナス栽培は近くに米ナス農家の指導者も多いため、しっかりとした栽培技術を習得できます。また経営も安定しており、自分が頑張れば頑張るほど作物に結果として現れるので、とてもやりがいがあります。これからは、地元で雇用を増やしていけるような経営体を目指して頑張っていきたいと思います。
農業を始めるなら、まずやる気だと思います。自分の信念をもってしっかりと目標へ向けて努力を惜しまない姿勢が大切だと思います。」
米ナス農家の一年栽培モデル
作業風景
支援
研修中、就農後に下記の支援を得ることができます。
- 研修中は国・県の支援制度を活用し、年間180万円を支給
- 就農後は国の農業次世代人材投資資金として、最長5年間、年額150万円を支給
※支援金には返還要件があります。
例:「農業独立後、研修期間の1.5倍または2年間のいずれか長い期間継続しなかった場合。」など
求める人材
- 18歳以上50歳未満
- 研修開始までに市内に住所を有すること
- 農業公社で研修後1年以内に独立自営就農または、雇用就農すること
- 認定新規就農者になること
- 募集人員は若干名
見学・体験
研修を検討されている方は、まずは見学、収穫体験、1週間の農作業体験などで実際に西土佐農業公社の施設や雰囲気を見て頂くことをお勧めしています。 見学、体験の窓口は下記の四万十市産業建設課となりますので、お気軽にご連絡ください。
事務局 | 高知県四万十市西土佐総合支所産業建設課 |
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住所 | 高知県四万十市西土佐江川﨑2445番地2 |
電話番号 | 0880-52-1113 |
n-sangyou@city.shimato.lg.jp |